「今日はいい天気だから洗車をしよう!」 実はその考え、愛車を傷める原因になっているかもしれません。
今回は、現場で数多くの車を見てきたプロの視点から、**「本当に正しい洗車のルール」と、仕上がりを劇的に変える「3ph洗車・純水」**について解説します。
1. 「よく晴れた日」は洗車日和ではない
絶好の洗車日和に思える「快晴の日」ですが、実は洗車には不向きな環境です。 ボディが熱くなっていると、水やシャンプーが瞬時に蒸発し、**「ウォータースポット」や「イオンデポジット」**の原因になるからです。
特におそろしいのが**「水道水」**に含まれるミネラル成分。乾くと白い環状のシミになり、一度固着すると通常の洗車では落とせなくなります。洗車は「曇り空」または「早朝・夕方の涼しい時間」に行うのが鉄則です。
2. プロが実践する「洗車傷をつけない」4ステップ
傷を防ぐには、物理的な接触を最小限にし、乾く前に拭き上げることが重要です。
- 砂や塵を徹底的に洗い流す:まずは高圧水で表面の砂を落とします。
- シャンプーで汚れを浮かせる:たっぷりの泡をクッションにして撫でるように洗います。
- 上から下へ、一気に洗い流す:シャンプーを完全に流しきります。
- 【重要】リスクの高い面から拭き上げる 拭き上げはスピード勝負です。「日の当たる面(ボンネットやルーフ)」や「水が流れ落ちる側面」など、水道水が乗ったまま乾くリスクが高い場所から優先的に拭き取ってください。
3. 汚れを「化学」で落とす「3ph(スリーピーエイチ)洗車」
最近注目の手法が、3種類の洗剤を使い分ける**「3ph洗車」**です。
- アルカリ性: 油分や虫の死骸、鳥のフンを分解。
- 酸性: 水道水の残留物(スケール汚れ)を分解。
- 中性: 日常的な汚れを優しく洗浄。
これらを使い分けることで、ボディをこする回数を減らし、傷のリスクを最小限に抑えられます。
4. 究極の仕上がりを求めるなら「純水器」
もし予算や環境が許すなら、「純水器」の導入を強くおすすめします。 コーティング専門店などのプロ現場で必ずと言っていいほど使われているもので、水道水からシミの原因となるミネラルを完全に除去した水です。 純水なら、万が一拭き上げ前に水が乾いてもシミ(イオンデポジット)が一切残りません。
5. 仕上げの裏技:洗車後に少し「走る」
完璧に拭いたつもりでも、ミラーや隙間から水が垂れて黒い筋になることがあります。 洗車後に近所を軽く一周走り、走行風で隙間の水を飛ばしてから、最後にもう一度サッと拭き取るのがプロの仕上げです。


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