【整備士が断言】エンジンオイル交換を1万キロ放置したらどうなる?「まだ大丈夫」が愛車を壊す理由

整備

「最近の車は1万キロ、あるいは1.5万キロ交換で大丈夫」というメーカー指定を鵜呑みにしていませんか? 現役で整備に携わっている立場から言わせていただくと、シビアコンディションが多い日本の道路環境では、その指定は「最低限」でしかありません。

実は汚れているオイルは「仕事をしている証拠」だが… エンジンオイルには、潤滑、冷却、密封の他に**「洗浄作用」**があります。エンジン内部で発生する燃焼カスやスラッジをオイルが取り込み、エンジン内部をクリーンに保つ役割を担っているのです。 「オイルが真っ黒=劣化」と誤解されがちですが、汚れているのはオイルがしっかり洗浄作用を果たしている証拠でもあります。 しかし、その洗浄作用にも限界があり、取り込んだ汚れを抱えきれなくなると、オイル自体の性能が低下し始めます。

見えない「劣化」こそが問題 オイルの本当の劣化とは、**「酸化」**です。エンジン内部の高温にさらされることでオイルの分子構造が破壊され、本来の性能(潤滑性、粘度、添加剤の機能)が失われていくのです。 このオイルの酸化具合は、素人が色や手触りだけで正確に判断するのは極めて困難です。見た目はそれほど汚れていなくても、劣化が進んでいるケースは少なくありません。

オイル交換を怠ったエンジン内部は、想像以上に過酷です。 ・スラッジ(油泥)の堆積による通路の詰まり ・ピストンリングの固着によるオイル消費 ・ターボ車の場合はタービン故障の直結原因 ・最悪の場合、エンジン焼き付きや故障に直結

「たかが数千円のオイル代」をケチった結果、数十万円のエンジン載せ替え費用がかかるのは、あまりにももったいない話です。 私の経験上、愛車を長持ちさせたいなら**「5,000kmまたは半年」**での交換が、最もコストパフォーマンスの高いメンテナンスだと確信しています。 特にチョイ乗りが多い車や、山道・高速道路を頻繁に利用する車は、よりシビアな交換サイクルを意識することをおすすめします。

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